塑像の実習(5)

12月5日に塑像の実習第5回がありました。今回でモデルさんが入る最後の日です。6回のセッションの中で、いかに完成度を上げるかが勝負です。

しかしながら細部の完成度よりも、今回は見えているように作るのではなく、骨格を意識してそこに粘土を盛っていくことを考えて進めました。というのは目で見て作ろうとすると、どうしても脳が解釈した図を作ってしまう気がしたからです。ですから前回の最初と同じように、顔の両側を削り再構築をしました。

ああでもない、こうでもないと、同じような行為を繰り返していたところ、最後のセッションの時に角田 優先生が口の両脇、目尻、鼻の両脇を指で押さえてごらんなさい、どのくらい指が食い込むか、それをちゃんと反映するようにこのくらいは押し込まないとと、右の口脇をぐっと押し込んでくれました。その途端、印影というか立体感がそこに生まれました。まだまだ骨格を意識して粘土を盛るという意気込みほどには実践がされていなかったようです。

指摘に従い、目尻と目頭、鼻の脇、それと口元を大急ぎで修正しました。

さらに最後になって、藤原彩人先生から髪の毛がのっぺりと頭に載っているけれど、実際の骨格はこうなっていて、そこに髪の毛が載っているはずと、右前頭部の頭髪について指摘を受けました。うーん、確かにそこはちゃんと考えていませんでした。

ということで、滑り込みで仕上がったものを写真にしたのが下の3枚です。
20161205-1 20161205-3 20161205-2
まだゆがみがあったり、耳などの細部は未完成ですが、藤原先生からは口元などの印影が出てきているなど、最初の目標はある程度、達成できたのではと言われました。ただし、さらなる課題は公表の時にねと不気味な笑みを残して、、。怖ー。

ちなみにアイキャッチ画像と今回のものは、同じモデルを作っています。

ずっと先には、対象を見つつ作っても、脳の解釈を入れずに解剖学的に正しく、かつモデルさんの質感というか雰囲気があるように制作できたらと、切に思いました。


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