フランスにいたよ(6)パーティーだー

これまで、娘の結婚式の披露宴、義理の息子(娘の旦那)のお母さんであるBrigitteのお姉さんの旦那の退職記念パーティー、と2度のパーティーをフランスで経験しましたが、今度の結婚40周年記念パーティーも同じような形式でした。

まず会場ですが、田舎の一軒家みたいなところが貸会場になっていて、そこを借りて行います。今回はこんな感じです。

テーブルは会場に用意されているのですが、食器や飲み物、食べ物は持ち込み、テーブルの飾りつけも自前でやります。おとといはナプキン、当日の朝にはオードブルの用意をみんなでしました。かをりはPhilippeの折った折り紙に華を添えるために、動画を見ながらカニの折紙を苦労して折って用意しました。

我々も会場へ出発。先に出たPhilippe&Brigitteが、テーブルセッティングを済ませていました。

お人形の台座、平たい小石はこんなふうに使われていたんですね。このブルターニュ地方の衣装を着た人形は、Brigitteの姪御さんが制作したもので、10組、それぞれポーズが異なるものがありました。テーブルには40の数字が散らばっています。

今朝作ったオードブルとワインからパーティーは始まります。

参加するのは、Phillippe & Brigitteの兄弟とその子供たちとそのつれあい、その子供たちです。例外的に子供の連れ合いの両親というのもありますが(我々です)。Philippeは6人兄弟、Brigitteは5人兄弟なので、結構の人数の参加者です。

パワーポイントで二人の結婚とその後のFamily historyが紹介されました。みんなそれを見入っています。40年の凝縮です。

でもってメインの食事はガレットでした。ガレットというのはクレープの原型ともいうべきもので、ブルターニュ地方が発祥の地です。そば粉を使った薄い塩味のクレープと思えばいいでしょう。懇親会に屋台のお蕎麦屋さんが出ているのと同じで、二人の焼き屋さんがいて、こちらの注文に応じてキノコやハム、卵、チーズなどの中身を組み合わせて焼いてくれるのです。

ガレットはとても薄いのですが、中身が濃いので一枚でかなりのボリュームになります。中身を変えて3枚も食べてしまいました。メインの後には、中身をジャムなどにしたデザートを注文できます。

テーブルではおしゃべりの花が咲き、まさにファミリー・リユニオンです。
写真は右から娘、旦那Guillaume、Yves(Brigitteのお姉さんの旦那)
7時半から始まったパーティーは、もう11時近くになっています。ここでPhilippe&Brigitteがマイクを持って、みんなからのプレゼントのお披露目です。でもちょっとその前に。お二人の40年前の結婚式の時の写真が会場の入り口にあって、参会者はサインをするようにとのことだったので、その写真をパチリと撮ったものを載せておきます。時の流れを感じます(人様のことは言えないのですけれど)。

プレゼントはいろいろあって、紹介しきれないのですが、カリグラフィーの先生からのプレゼントはこんなものでした。Philippeはギターを、Brigitteはアコーディオンを弾くのです。
右端でアコーディオンを弾いているのは、Brigitteのお姉さん(Yvesの奥さん)です。こうしてダンスが始まりました。ブルターニュ地方の輪になって踊る、あれです。 昔から、盆踊りの輪に入っていけなかった小生は、輪の外で写真を撮るのみ。踊りはまだまだ続きます。もう午前1時です。疲れた子供たちは、会場の庭に張ったテントへ、あるいは部屋の隅にマットを敷いて、、眠れるんでしょうか。

パーティーはまだ終わっていないけれど、我々も1時過ぎに家に送ってもらって眠りにつきました。だからパーティーが何時にお開きになったかは知りません。