塑像の実習(4)

11月28日に表記の実習4回目がありました。荒付から数えてもう3回目です。今日もずっと立ったまま、ひたすら造形に励みました。

前回の最後に指摘されたことを胸に、最初に思い切って両側面を鉄へらで削り、そこから左右のゆがみをなくすように再構築をしました。途中で首筋から肩にかけての線が前に来すぎていると指摘されて、それも直しました。

でもって今日の最後にできたものが次のものです。写真に撮って後で見てみると、まだ左右にゆがみがある気がします。どうも左右のバランス感覚が悪いようです。脳のつくりがそうなっているのでしょうか。来週はモデルさんが入る最後のセッションになります。もうひと踏ん張りです。
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湯島門を出ると目の前の銀杏並木のきれいに黄色くなっています。それに惹かれてキャンパスわきにある近代教育発祥の地の案内板を右に見て階段を下りて左折し、昌平坂を秋葉原方面に下り、正門から入って湯島聖堂を久しぶりに訪れました。

孔子像を見上げてさらに奥へ進み、大成殿の前の広場まで行きました。
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ここは昌平坂学問所が置かれた場所です。江戸時代の学問所の敷地はもっと広く今の東京医科歯科大学の敷地まで含むものでした。
yusimaseido上の図はここからお借りしました。このサイトに湯島聖堂のことが詳しく載っています(僭越ながらゆがみをなくす処理をしています)。右から5分の2ほどのところに、聖橋へ続く道路が通って、昔の敷地は分断されています。左側の広い敷地に今の東京医科歯科大学が建っています。その前は東京師範学校と東京女子師範学校が建っていました。

あらためて学問に対する真摯な気持ちを胸に刻み、西門から出ると銀杏並木が目の前です。でもってパチリ。
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丸善によって家に帰ったら、なぜかがっくりと疲れが出ました。