塑像実習第5回

塑像実習の第5回がありました。モデルさんが入って制作するのは今回が最後です。舘山先生は、みんなに、ここだけは自信をもって提示できる部分(もちろん全体でもいいけれど)をある程度絞って集中して作るようにと、おっしゃっていました。

これまでも述べてきましたが、モデルさんを観察して制作する時間は、20分が3クール(途中5分休憩)、それから20分休憩が入って再び3クールというスケジュールです。その時間は、あっという間に過ぎてしまいました。うーん、自信をもって提示できるところはどこにもないぞー、という感じです。モデルさんがいなくなってからも、未練がましくしばらく粘土をいじり続けました。

できあがった首像は、どうも女性らしくありません。骨格が正しいスケールではないという指摘を受けました。確かに頬からこめかみの大きさが目鼻立ちの大きさと比べて、ちょっと大きすぎるようです。そのためにに骨ばった男っぽい正面の顔つきになったようです。横顔はまあ許せる気がするんだけどなー。

後半も同じモデルで作りこんだ方がいいのではないかと舘山先生からサジェストを受けました。うーん、、、どうしようかなー。

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塑像実習第4回

12月1日に塑像実習第4回がありました。

前回指摘された、顎の後ろにある凹みを意識して作り直し。その後、顔をいじって何とか形になったかなーと思ったら、またまた先生の厳しい指摘。

頭骨の標本と制作中の塑像を並べて上から眺め、顔面から耳のすぐ後ろまでは逆ハの字をしているはずという点と、頭の前後軸が短すぎる、耳の穴がここならオデコはこのくらいと、粘土の塊を額に付加されました。

せっかく目鼻を作っていたのにすべて作りなおし。その結果が下の写真です。確かに前回よりはバランスがよくなった。まだまだ観察力が足りない。どうもちまちまと作る傾向がるようだ。

残りはあと一回。来週も頑張るぞー。IMG_0019 IMG_0021rtc


またまた小学校で授業を

11月20日に馬込第三小学校で理科の実験授業をしてきました。1時間目と2時間目にそれぞれ別のクラスに対してです。

6年の第二分野の内容で、児童が参加できるような、おもしろ理科教室を、という依頼があり、いろいろ考えたのですが、顕微鏡でタマネギの細胞を観察することにしました。

紹介を受けて、ウグイスはなぜ鳴くのか、ということを研究していたんだよ、ということを枕に、科学って、どうして、なぜから始まるということを最初に話しました。

風船を使って、ある容積を埋めるためにはどうするか、と問いかけ、風船を大きくふくらませるかわりに、小さな風船の数を増やして足していけばいいことを、実際に風船を膨らませて、示しました。この風船という粒粒は、生物では「細胞」といい、ヒトの体は60兆個の細胞からできているんだ、とつないで、それでは実際に「細胞」を観察してみようということで、児童がカッターナイフとピンセットを使って、タマネギの薄皮をはがして、スライドガラスに載せ、水を滴下し、カバーグラスをかけて、顕微鏡で観察するという作業をしてもらいました。magome3syou(撮影・同校石野夏子教諭)

みんな、ワイワイと楽しそうに作業を進めていました。スケッチをしてもらいましたが、タマネギの薄い小さな切れ端に、たくさんの細胞が並んでいるのはわかってもらえたようです。細胞の話は中学、高校とつながっていくんだよと、結びました。

感想のひとつ。「ちゃんと見えるようになるまで大変だった。人間も今日みたような細胞でできていると知ってびっくりした。そしてタマネギのような細胞を私たちがいつも食べているんだと思いました。和田先生の説明は分かりやすかったし、けんび鏡を合わせてくれたりしてすごく良い先生だなと思いました。けんび鏡で見るといつも普通にみているものがちがってみえて面白かったので、ほかの野菜とかもみてみたいです。中学校で勉強する時も、この経験を生かしてがんばります。今日は私達のために楽しいお話をしてくださり、ありがとうございました。」

暖かいお言葉、どうもありがとう。


塑像実習第3回

11月17日に第3回の塑像実習がありました。忙しかったので脇に置いておいたら、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。

第3回は、荒付けが終わって、これからは、モデルをじっくりと観察しながら、粘土を付けたり削ったりして、形を整えていきます。20分のセッションが間の長めの休み時間を挟んで3回づつ、合計6回あるのですが、あっという間に終わってしまいます。モデルを縦、横、斜めと見ながら、スケッチするというのか、作りこむというのか、モデルさんから受ける印象とその形を像として表現しようと努力します。

と、口では言うのは易しいのですが、これが難しい。頭の大きさとか、目じりや  あごの奥の凹みとか、縦、横、斜めから観察しても、どうも平面として見ていて、立体として的確に表現できていないようです。

とまあ、今回の最後にできあがったものを載せておきます。先週の宇宙人からは少し進んだとは思いますが、どうでしょうか。ちなみの横顔の2枚の写真は、Beforeが今回の最後の状態で、Afterは舘山先生にあごの後ろというか耳の下の凹みが捉えられていないと指摘されて、ババッと直されたものです。うーん、なるほど、見えていない、あるいは表現できていない、、。しばし見つめてため息。DSCF0001rtc BeforeAfter


塑像実習第2回

10月27日から始まった塑像の実習、先週は文化の日でお休みで1週間、間があいて第2回目が11月10日にありました。第1回は、講師の舘山拓人先生から、この科目の概要と意義、スケジュールなどの説明があり、学生が代わりばんこに10分間、モデルとなってスケッチしあうことから始めました。モデルさんは20分間なので、その半分ですが、動かないでモデルを務めるって大変なんだというのを実感し、スケッチを重ねて平面に描くための練習です。最後に心棒を作り上げるところまででした。出来上がった心棒の写真を載せておきます。DSCF0006

今日から女性のモデルが入りました。2コマ続きの授業時間の間に、20分間6セッションあるのですが、前半で前回のようにスケッチを行いました。モデルさんが3回目と4回目の間の20分の休みの間に、粘土を練り方の説明があり、体を使って粘土をみんなで練ります。腕を伸ばし手首を使って体重をかけて練りこんでいきます。肉体労働です。DSCF0002手前の塊がこれから小生が練る粘土です。

練りこんだ粘土を使って,荒付けに入ります。舘山先生から説明があり、ささっと説明しながら粘土を付けて造形していきます。うーん、荒付けといってもちゃんとヒトの首像になっている。いつも感心しています。舘山先生が説明しているところをパチリ。DSCF0004rtc

残りの3セッションで、みんなで荒付け。あっという間に終わりました。小生のは宇宙人みたいです。

さあ、この先、この宇宙人はヒトになれるのか、乞うご期待で、次回が楽しみです。


小学校で授業をしてきました

先週の金曜日(10月31日)に東京都稲城市の城山小学校で、5年生を対象に授業をしてきました。

これはNPO法人SSISSの活動の一環として行ったものです。SSISSに関しては、下記のサイトをご覧ください。

http://www.ssiss.org/

この法人は、主として小学校、中学校の理科の授業に実験や観察を取り入れて、児童・生徒に考えさせ、理科離れを少しでも食い止めようと活動している、大学退職教員が会員の中心となっている団体です。

支援の要請があると、手分けをして希望に沿うような活動をしています。今回は5年生の「ヒトのたんじょう」についてお願いしたいということでした。ヒトのたんじょうだと実験も観察も難しいので、超音波診断の動画などを集めて、スライドを使って話を進めました。SSISSactivitywada2 SSISSactivitywada

うーん、わかってくれたかどうか心もとないのですが、終わった後の質問に、双生児や三つ子はどうして生まれるのかというものが複数ありました。少しは興味を引いたかな?事前にもらった質問事項にもお話しの中で答えるようにしたのですが、もう少し時間があって一人一人と対応できればと思いました。

大学で講義をしていても感じるのですが、受け手に一定の受け皿としてキャパシティーがあれば、すっと受けてもらえるのでしょうが、受けては千差万別、自分のスコープに入ったものだけに反応する、あるいは自分の視点から理解しようとして誤ってしまう、ということがよく起こります。これにどう対応するか、どうしたら理解してもらえるか、永遠の課題ですね。

とりとめもないつぶやきでした。


塑像の実習が始まりました

今週の月曜日(10月27日)から東京医科歯科大学歯学部で2年次の学生を対象とした「医療と造形」という科目の中で行われる、塑像の実習が始まりました。

この科目は、東京藝術大学とのコラボの一環として、教養部の科目に「塑像」を中心とした芸術の選択科目を置いたことにさかのぼります。当時、東京芸大の舘山拓人先生に講師を依頼して始まりました。この科目は後に、歯学部との連携教育の中に、文科省の補助金を得て「医療と造形」という科目名に発展し、現在に引き継がれています。

教養部での立ち上げにかかわったので、国府台で行われえいたころはよく覗きに行き、自分でもやりたいものだと思っていました。退職後に、お願いしてこの実習を体験させてもらうことになり、それから病みつきになりました。面白いのです。

思い起こせば新宿高校の時、選択科目で美術をとりました。吉江新二先生というユニークな先生が美術教師としていらしたのです(ちなみに吉江先生は1919年生まれですが、現在でもお元気で活躍しています)。屋外スケッチ用のイーゼルを木材を買ってきて作り、塗装するところから始まりました。何枚かパステル画を描いたことを覚えています。また、油絵をやりたいと道具を揃え真似事をしたことはありましたが、いずれも平面でした。

ところが塑像では立体の作品を作るのです。モデルを観察しながら首像を作るのですが、平面に落とし込むのとは全然違い、いろいろな視点から眺めて、粘土を足し(あるは減らし)て作りこんでいく、その過程がとても楽しめました。

それからはまりました。最初に偉そうに挨拶をするというのを免罪符にして、ずっと参加させてもらっています。10月27日の第一回は、全体の説明と心棒つくりでした。言い忘れましたが、講師は今も舘山先生が勤めています。受講する人数が増えたので、もう一人、藤原彩人先生が講師です。

というわけで、楽しい時間が始まりました。また途中経過を載せます。


過去の遺産とWordPressをどうつなぐか

過去に作った(といっても2010年からですが)WebPage

http://www.masaruwada.com/

の中にブログページを作ったのですが、更新が面倒なので、意を決して今年(2014年)にWordPressでページをつくり始めました。これがそれですが、両者の連携というか整合性をとるために悩んでいます。WordPressでいろいろなことができることがわかり始めたからです。今試しにWordPressのもとに「トリから学ぶ生物学」という連載を始めようと思っています。さらにFacebookと連携が簡単にできるというので、設定してみました。この投稿がFacebookで共有できるというのです。

うまくいくかどうか、、。


トリに学ぶ生物学をブログから固定ページへ

ブログの中に、トリに学ぶ生物学と題した記事を、時々載せようと考えてタグを作ったのですが、ブログの中だと他の記事に埋まってしまって連続性が失われるので、新たに固定ページ「トリに学ぶ」を作って、そちらに載せていくことにしました。設計をちゃんと考えていなくて始めているので、おかしなことをしていますが、お許しください。

ブログにある「トリに学ぶ生物学」というタグは、しばらくは残しておきます。


トリに学ぶ生物学を始めるにあたって

Peacock

2000年4月から足掛け4年半ほど、文一総合出版から発行されている「BIRDER」という月刊のバードウオッチィングマガジンに、「バードウォッチャーのための鳥類生理学入門」というタイトルで、毎回見開き2ページ2500字ほどの連載記事を書いた。全部で56話になる長丁場だったが、1,2回落としたことはあったが、書き続けた。生理学入門となっているが、生理学に限らず生物学的な話もずいぶん含まれている。

書いているときはずいぶんとわかりやすく、易しい文章を書いたつもりだったが、今、読み返してみると、漢字が多く、硬い文章で、入門というのがはばかられる書きぶりで、穴があったら入りたい心境である。

そこで、もう一度全体を見直して再構成し、「トリに学ぶ生物学」としてブログに連載しようと考えた。連載の時は図版の点数が限られていたが、ブログでは多く載せることができるだろう。鳥好きの人が、あるいはそうでなくても身近にいるトリにつて、もう少し知りたいと思っている人、身近な例で生物学の本質を知りたいと思っている人に、何かを伝える機会を与えることになればいいな、と考えている。

まずははじめのご挨拶として。


科学と生物学について考える一生物学者のあれこれ